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弊社の標準仕様の決め方

2019/2/6

弊社の標準仕様を決定する際に、最も重要視をしたのは、コストパフォーマンスを最大限に高めることです。

この「コストパフォーマンス」という単語を分解すると「品質満足度」×「価格満足度」の2つに分けられると仮定し、その積が最大値になるように、仕様選びをしています。

 

今回は、身近な例として、液晶テレビを例に挙げて図示してみました。

少し分かりづらいかもしれませんが、ご自宅のテレビのサイズ感と照らし合わせてご覧頂ければと思います。

実はこのテレビの相関図、テレビだけでなく、世の中に出回っている製品のほとんどに当てはまるもので、住宅設備のキッチンやバスなどの製品にも同じことが言えます。

 

ひと昔前までは、数十万円していた50型のテレビが、今では約10万円程度から買えるようになりました。

 

このように「価格」は「需要」と「供給」のバランスによって決まるのが市場の原理であるため、50型のテレビが10万円であるのに対して、少しサイズが大きくなっただけの70型が、10倍の価格になってしまうという形となり、「品質」と「価格」は単純に比例しないのです。

 

このような前提において、私たちは、製品群を以下の3つのゾーンに分けました。

「低価格ゾーン」「高コストパフォーマンスゾーン」「贅沢品ゾーン」です。

 

この3つのゾーンの中で、私たちが標準仕様に採用しているのが、「高コストパフォーマンスゾーン」の製品です。

例えば、液晶テレビで言えば、50型を採用するようなイメージです。

 

もちろん、同じゾーンの中で、もっと安い32型を採用した方がコストは下がりますが、32型と50型では、満足度が大きく異なりますよね。

このような場合は、価格差と満足度の差のバランスを考えながら、可能な限り、満足度の高いものをチョイスしています。

 

この辺りの選び方が、一般的な「品質軽視」のローコスト住宅メーカーとは大きく異なる点で、私たちのポリシーでもある「良い家を…」の部分に繋がっていると思います。

 

1歩間違うと贅沢品ゾーンに分類されてもおかしくない商品の中で、価格が急に上昇する境目(テレビの場合50型と60型の境目)を見極め、その直前に位置する製品を採用しています。

こうすることで、標準仕様の段階で「高品質」「低価格」の実現が可能になっています。

 

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